<普天間>日米声明踏襲 首相、沖縄知事と初会談(毎日新聞)

 菅直人首相は15日午前、首相官邸で沖縄県の仲井真弘多(なかいまひろかず)知事と就任以来初めて会談した。首相は、鳩山前政権が米国と合意した、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)を同県名護市辺野古周辺に移設するとの日米共同声明を踏襲する考えを表明。仲井真知事は「声明は遺憾で、なかなか実現が難しい。極めて厳しい」と述べ、地元の合意取り付けは困難との認識を伝えた。

 会談は首相側からの要請で、約30分間行われた。

 仲井真知事は「民主党は『少なくとも県外』と(昨夏の衆院)選挙やその後も言ってきたが、共同声明で『辺野古』の方向が出て県民の期待が失望にものすごく変わってしまった」と沖縄県内の現状を説明した。首相は「(沖縄の)負担軽減については政府として誠心誠意、努力したい」と述べた。

 会談終了後の閣僚懇談会で、首相は普天間問題について「官房長官を中心に内閣一体で取り組んでいきたい」と改めて表明した。古川元久官房副長官は同日午前の記者会見で、首相が23日に沖縄県主催の沖縄全戦没者追悼式に出席することを踏まえ「まずそこから、首相はじめ内閣として沖縄の皆さんと一緒に負担軽減について努力したい」と述べた。

 一方、仲井真知事は会談終了後、記者団に「まだどういう道筋でまとめようとされるのかよく分からない」と述べ、新政権の出方を見極める考えを示した。【横田愛】

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パン 米粉100%で焼く方法開発 小麦アレルギーも安心(毎日新聞)

 米粉100%でパンを焼く簡単な方法を、食品総合研究所(茨城県つくば市)が開発した。小麦粉や、小麦から作る「グルテン」を使わず、小麦アレルギーの人も安心して食べることができる。普及すれば、米の消費や食料自給率の向上につながる可能性もあるという。米国化学会の専門誌の電子版に3日、論文が掲載された。

 米粉でパンを焼くと生地が膨らまず、餅のように硬くなる。膨らませるにはグルテンを加えるのが一般的で、グルテンなしだと、米粉を細かく砕いたり、増粘剤を加えるなどの工夫が必要だった。

 研究所の矢野裕之・蛋白質(たんぱくしつ)素材ユニット長らは、米粉だけで作ったパン生地1斤分に、肉や野菜に含まれるたんぱく質のかけら「グルタチオン」を約0.75グラム加えて5〜6時間置くだけで、他は通常通りの手順で、ふっくらとしたパンを焼くのに成功した。小麦のパン1斤には、グルテンを作用させるために食塩を約4グラム使うが、グルタチオンだと食塩は不要で、減塩にも役立ちそうだ。

 米粉でパンを作ろうとすると、たんばく質がでんぷんにからんで膨らむのを妨げる。グルタチオンはたんぱく質同士の結合を切り、でんぷんを解放して膨らませるらしい。

 グルタチオンはサプリメントなどに使われ、食品として市販されている。ただし、市販品は塩分が多く含まれ、パンは膨らまない。普及には、塩分を除いたものを大量に作る必要があるという。【高木昭午】

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